天袋を使いやすくしたい!リフォーム例を紹介
押入れの上によく見られる天袋は、天井の近くにあるため収納として使う際に手が届きにくいと困っている方も多いのではないでしょうか。このような状況を改善すべく、天袋リフォームを行うケースがよく見られます。
例えば、天袋を完全に壊して押入れと一体化するリフォームが代表的です。天袋を押入れ上段の一部にすれば、上段の高さが増し、より背の高いものをしまったり、収納のキャパを増やしたりできます。押入れごと一気にクローゼットにリフォームするのもポピュラーです。
また、天袋自体はそのまま活かし、外観をリフォームするという方法もあります。天袋のふすまは地味な色合いになっている場合も多いですが、おしゃれにリフォームすれば部屋の雰囲気がガラリと変わります。ふすまを柄付きのタイプにしたり、あるいはふすまを取り払い別の戸をつけたりするなども良い方法です。
他にも、戸をなくし、棚として機能させるリフォームもあります。天袋は押入れよりは湿気が低い傾向がありますが、位置的にあまり頻繁に開閉するところではないので、やはり閉め切ったままとなると湿気はこもりやすくなります。そこで、戸を取り去って棚にすれば、空気の通りがよくなり、湿気がこもることがなくなります。
加えて、見せる収納ができる部分として活用しやすくなるでしょう。さらに、天袋をエアコン設置のためのスペースにするというユニークなリフォーム方法もあります。エアコンは壁に付けるのが一般的ですが、部屋の雰囲気を壊してしまうのが嫌だという方もいるかもしれません。
天袋を利用すれば他の壁より奥まったスペースに設置することになるので、壁に設置するより目立たなくなります。エアコンを使わない時期は戸を閉めて隠すことも可能です。使いにくいからといって天袋をデッドスペースにしてしまうのは勿体ないものです。
天袋のリフォームは作業内容にもよりますが、1~10万円ほどが相場なので、比較的手頃な金額と言えます。活用しきれていない天袋がある方は、ぜひ使いやすくなるようリフォームを検討してみてください。